国民の約4割が裸眼視力0.3未満の"近視大国"だといわれています。
どおりで、まわりはメガネをかけている人が多いわけです。最近はスマートフォンやパソコン作業で目を使うことが多くなってきました。
ちなみに私も子どものころから徐々に目が悪くなり30歳くらいまで視力が落ち続けました。裸眼だと人の顔がぼやけてしまうくらいです。強度近視だといわれました。老眼も入ってきて遠くも見えず近くも見えにくいで
「どうすればいいんじゃ!」という状態です。
先日、ニュースサイトを見ていたら強度近視と失明の関連性についての記述があり近視と長い付き合いがある私は「
ギョギョ」と思った次第です。
視力と度数について
ところで「あなたの近視の強さはどれくらい?」と聞かれたら、どう答えますか?
だいたいの人は「視力が0.2くらい」とか「1.0」とか「0.9」というふうに裸眼視力で答えますね。視力っていうのは「物の形を認識する能力」のこと。視力検査ではランドルト環っていう「C」の形をみます。これの形が正しく認識できるかどうかを調べて視力を判定します。
ところが眼科や眼鏡店の関係者なら「マイナス7Dくらい」とか「右は-3.50で左は-3.75くらい」というふうに答えます。これが
度数でディオプトリー(D)で表されます。「目の屈折力」のことです。
例えば、-1.0Dは1m先の物がはっきり見えること。-2.0Dは50cm、-5.0Dだと20cm、-10.0Dだと10cm先の物にしかピントが合わないことになります。
つまり物の形を認識する能力(視力)と、遠く(近く)の物をみる度数は似て非なるものなんですね。
失明との関連性
前置きがとても長くなりました。強度近視がある人は合併症を起こす可能性が高く、とくに-8D以下の強度近視はリスクが上がります(裸眼で指の腹を自分に向けて指紋がはっきり見える距離が11㎝ない人は強度近視です)。度数の簡易チェックは「
神戸神奈川アイクリニック」でもできます。
で、
強度近視になると「緑内障」にかかるリスクが上がります。通常緑内障は40歳以上の20人に1人がかかる病気で気付かないうちに視野が狭くなる病気で最悪の場合は失明してしまいます。コンタクトを作るときなどに偶然発見される場合が多いですが、強度近視がある場合は定期検診必要です。
その他の病気として、網膜剥離なども起こりやすくなります。わたしは20代後半に「眼底出血」を経験したことがあります。朝起きると部屋の中で蚊が数千匹飛んでいました。すぐにこれは目の中で起こっている事だとおもい、近くのクリニックへ急ぎました。小さいクリニックでは症状を伝えると先生の顔色が変わって「よくない事が起こっている」とすぐにわかりました。
わたしが飛蚊症がでたこと、強度近視があることを伝えたことから網膜剥離と勘違いしたようです。眼底出血はどうしてなったのかは原因が分かりませんでした。「強度近視からきてるかもね」と言われただけです。
強度近視は、眼底にさまざまな異常を来たす危険性があるので、緑内障のリスクが上がるので注意とも言われました。
たった2個しかないおめめ
ちゃんですからね、大事です。目が悪い人は定期的に検査いきましょうね。
2016-02-22 10:11
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