倉敷には水島製作所という三菱自動車の生産工場があります。
ここでは工場見学をおこなっていて先日、子供たちを連れて見学に行ってきました。
結論からいうと、見学して
大正解でした。
機械油の匂い、溶接機の火花、いろんな機械の動作音、大迫力のプレス機などを身近に感じて、「うおー」となりました。
お近くの方はぜひ一度行ってみてください。参考に見学の様子をまとめてみます。
水島製作所について
ざっくりと説明しますね。
知ってるよという方はとばしてください。
●水島製作所は
1943年にできたふるーい工場です。
最初は航空機を生産していました。その後、3輪トラック→小型中型トラックなどを作り、現在は国内向けに軽自動車(ekワゴン)や電気自動車(MiEV)を作っています。海外向けには乗用車(ギャラン)を生産しています。
●工場はプレスから最終組み立てまでの車作りの全行程作業をおこなっています。これは世界的に見ても珍しいパターンだそうです。
●工場の
広さは東京ドーム27個分!!
なんと、ディズニーランドとシーと周辺の駐車場を合わせた位の広さがあります。約5,000人の方が働いている巨大工場です。
見学までの流れ
●まず申し込みをします。
三菱自動車のこちらのページから申し込みができます。
少人数の場合は日程の問い合わせが必要です。
倉敷市内であれば図書館などの公共スペースにチラシがあります。うちの場合ですと図書館にあった用紙から申し込みました。
●当日は開始時間までに三菱自動車PRセンターに行きます。
私の場合は9:30受付け開始→10:00工場見学会スタートの流れでした。
三菱自動車水島製作所までのアクセスはこちらです。
割ととわかりやすいですし、守衛さんが案内をしてくれますから迷うことはないでしょう。駐車場はPRセンター入り口前にあります。
●受付けを済ませたら、工場見学開始までPRセンターにいます。
過去の実車やエンジンモデルなどが置いてあって退屈しません(大人がですが)。
ラリーカー(実車)。かっちょいい!
コルト1000F。こういうクルマもう出ないんですかね?欲しいです。
エンジンやギアの展示があります。ギアはの仕組みはわかりやすかったです。
森からこぐまがやってきました。
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●待つこと十数分、会議室へ案内されてビデオ説明が約30分間おこなわれます。この時に子供向けと大人向けの資料がもらえます。
ビデオの内容は、地球環境にやさしい自動車作りがテーマとなっていましたが、燃費偽装問題の件があるので、あまり説得力がありませんでした。
工場見学スタート!の前に、安全面の配慮で帽子とメガネが配られます。
いよいよ工場見学!
全行程の中から、「プレス」と「溶接」と「組立」を見学します。
PRセンターを離れ、工場棟へ向かいます。
広い!結構歩きますよ。案内のオネーサンを先頭にぞろぞろと歩きます。白線内以外は歩けないので子供と手をつないで歩きましょう。
見学中は、ほぼ外気温なので冬は
厚着じゃないときついです。
まずプレス棟へ入りました。
車のボディーを形成するプレス機が現れてきます。2階建てのアパートくらいの大きさがあります。
4000トンの能力があるプレス機の音は「ガッチャン、ガッチャン」ではなく、「ズドーン、ズドーン」です。お腹にひびく音がします。所狭しと置いてある金型は1個当たり10トンとか。付け替えるだけで大変です。
次は溶接棟。
「ブーン、バチバチ」という音がします。クルマのボディを囲むように、アームが何本も伸びてきて溶接をします。通路のすぐわきまで火花が飛んできます。
まんまターミネーターです。
https://tjokayama.jp/?ref=sitelogoより
最後は組み立て棟。
クルマがたくさん流れてきます。作業する人がいて取り付け作業をしていきます。
https://tjokayama.jp/?ref=sitelogoより
それから工場の外に出て、走行テスト風景などを見ながらPRセンターに戻ります。左ハンドルのギャランがあっちこっちに停まっていました。工場見学は全部で50分位でした。
その後、会議室で質疑応答15分くらいありました。
最後にお土産をもらって解散です。
お土産は、ミニカーとお菓子セットを頂きました。
なんと大人ももらえます。うちは4人で行ったのでお菓子セットが4袋とミニカー4台です。
まとめ
最後の質疑応答で1つ、印象に残った質問がありました。
艤装(ぎそう)工程ついてです。
(艤装とはエンジンとか装備を車に取り付ける工程のこと)
Q艤装(ぎそう)ってどういう意味ですか?
A艤装とは△△です。
みたいなやり取りがあって、うわの空で聞いていたので、こっちの「
偽装」かと思って、スゲー質問するなぁ、とびっくり、ひやひやしちゃいました。
でも絶対みんな一瞬、「偽装」の話だと思いましたよ。
最初の紹介ビデオでは、例の件について一言もなかったですが、最初に「おことわり」があった方が絶対に良かった。古くからの倉敷市民はみんな心配してますからね。それすっ飛ばして「ドライブ@アース」とかいわれてもシラケてしまいます。
工場では約5,000人の方が働いていて、その方々生活もあるわけで、現場の人はひたすら真面目に一生懸命に働いているわけですから、上層部の人はちゃんとやって欲しいと思いました。
三菱自動車の作る車は好きだっただけにガッカリでした。
話がそれましたが、お土産つきの工場見学は大迫力で絶対にオススメ!
たぶん子供より大人の方が楽しめると思います。
そして三菱自動車ガンバレ!!
2016-12-04 09:39
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