これまで、個人型確定拠出年金の加入者は、自営業者や勤め先に企業年金等がない会社
に勤めるサラリーマンの方に限られていました。
これが法改正によって、2017年1月から公務員や専業主婦(夫)や
確定給付型年金制度があるサラリーマンの方なども個人型確定拠出年金が加入できるようになります。
※拡大すると大きく表示します。
SBI証券より
今の勤め先では「企業型確定拠出年金」制度があるので
いままでは個人型には加入できませんでしたが、今後は加入できるようになります。
とりあえずSBI証券に資料請求をおこないましたが、結局のところ得するのかどうか考えます。
●毎月の掛け金は所得の控除になります。
住民税と所得税が軽減するので大きなメリットだと言われていますが
60歳の受取り時に所得として扱われます。もちろんこれに所得税と
10%の住民税がかかってきます。
ただしサラリーマンのときとは税制が変わるので(退職所得控除、公的年金控除)
一概には言えませんが、条件によってはとんとんに近い気がします。
言うほどお得?って気がします。
イメージとして毎年とられている税金を後でまとめてとられるに近いです。
ただし、軽減分を手元に残しておいて投資に回せるメリットはあります。
つまり宣伝文句に踊らされて、毎年の軽減分は「わーい」と言って
使ってしまうのはやめた方が良いということですね。
●運用益は非課税。
これはメリットですね。
問題は運用益が出るかどうかですが。
インデックス型の投資信託は信託報酬も安く、利益が出やすい商品です。
個人的にも利用しています。
しかし確定拠出年金の場合は60歳で運用をやめなくてはいけないのがネックです。
出口の部分で日経平均がどん底だったら間違いなく大損です。
数十年先、経済がどうなっているかなんてわかりませんから。
損をしない対策として、株価が不安定になってきたらすぐに元本割れしない預金商品に
切り換えて、上昇局面のときに攻めの商品に切り換えるというやり方が有効なのかなと思います。
まぁでも、株価(経済)が上昇局面かどうかを見極めるのが難しいんですが。。
一般の投資信託なら下落局面こそ買い付け単価をさげるチャンスといえますが
先ほど申したように、すでに出口が決まっている確定拠出年金の場合は
下げてきたら逃げる方が安全です(残り年数にもよりますが)。
一番まずいのは、ほったらかしです。
久々に運用状況を確認してみたら、順調に減っていました。。。
あわてて、投資商品の見直しと組み換えをおこないました。
もともと株などの投資に興味のある方は、有効活用できますが
私みたいな情報に踊らされている「
にわか投資家」にはちょっと大変かなと思います。
老後の生活は自分で考えなければならないとはいえ
なかなか難しいですよ、確定拠出年金。。
2016-11-02 07:48
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