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人工知能・ディープラーニングについて思う事

人工知能の発達


ディープラーニングという言葉を最近聞くようになりました。英会話の教材(?)かと思って、気にしていませんでしたが、なんとなく検索してみると、これはすごいと感心する内容だったので記録しておきます。
人工知能がプロ棋士と対戦したり、東大を目指すべくセンター試験を受けていたりと、人工知能は注目を集めていますが、その中でも、最もアツいのはディープラーニングです。

ディープラーニングとは


ディープラーニングとは、人間の大脳活動を支える無数の神経細胞のメカニズムをコンピューター上で再現する方法で、ニューラルネットワークに対する機械学習の手法の一つであります。ウィキペディアによりますと、機械学習とは「人工知能の研究課題の一つで、人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術・手法」とあります。
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要するに、人間の脳に似せた仕組みをコンピュータに与えて学習をさせているという事でしょうか。


機械学習アルゴリズムとしてのニューラルネットワークは、歴史が古く1960年から存在していましたが主流になれませんでした。その理由として、高速演算処理ができるコンピュータが無かったから事と、デジタルデータが少なかった事が原因として挙げられています。現在ですとwebからデータをとれますし、パソコンの能力も格段に優れてきました。

現在でも、ニューラルネットワークによる機械学習を我々の持っているパソコンでおこなおうとすると、一週間以上は昼夜フル稼働させなくてはならないそうです。


なにができるのか


で、結局何がすごいの?という事ですが、機械学習をさせるにあたり、どうしたらこうなる、という答え(変数)は人間がコンピュータに与えます。必ず人間が介在していました。

例えばこんな 「(´・ω・`)」 記号を人工知能に学習させる場合は「これはしょぼんとした顔」とまず教えます。一方、ディープラーニングによる人工知能は、沢山の学習(入力)をして、「?」「?」を積み上げ(出力)、ある日これは顔だ!と認識します。

夢が広がる一方で


現在、これらは画像認識や音声認識に利用されています。外国語の翻訳や自動運転、病気の診断等、様々な可能性があります。これはすごいことですね。一方で、我々がしている仕事の多くがコンピュータが行うことになり、仕事が無くなることを危惧する意見もあります。

また、BBCのインタビューに対して、イギリスの理論物理学者のホーキング博士は次のように述べています。
「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」 「人工知能が自分の意志をもって自立し、そしてさらにこれまでにないような早さで能力を上げ自分自身を設計しなおすこともあり得る。ゆっくりとしか進化できない人間に勝ち目はない。いずれは人工知能に取って代わられるだろう」

技術的特異点(シンギュラリティ)ってやつですね。
人工知能が完全に自立して自分を改善することができたら人間を凌駕することは意外に早く訪れる気がします。なんせ不眠不休で機械的に処理し続けるわけですから。
『ターミネーター』みたいになったら最悪ですが、どうなんでしょうか。ちょっと怖いところです。


コンピュータに出来ない事


結局、何が言いたいかというと、この先、否応なしにコンピュータ等のテクノロジーがさらに生活の隅々まで入っていき便利になる一方で、時には我々にとって脅威となる恐れすらあるわけです。
しかし、コンピュータが関与できない事や世界もあると思うのです。例えば極端ですが、完全にオフラインの環境で自給自足をやるとか。コンピューターによって仕事が奪われると先ほど述べましたが、コンピュータに出来ない事を自分の特技とすれば、それでごはんが食べられるようになるかもしれません。

人工知能ブームが起きている中で、コンピュータにできない事にも関心を持って、将来コンピュータ上司からリストラを言い渡されなければいいな、と思うのでありました。


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