先日、ニュースを見ていたら面白い記事がありました。
タイトルは『マウスの養育行動において、父性の目覚めに重要な脳部位を発見』というもので、要約すると交尾未経験の雄マウスは他の子マウスに対して攻撃的だけれども、雌との交尾を経て父親になったマウスは、よく養育するようになるとのことです。
この「父性の目覚め」状態を理化学研究所が、オスマウスの子育て(養育行動)意欲は、「cMPOA」と「BSTrh」の2つの脳部位の活性化状態から推定できることを発見したよ、というニュースです。
子どもがいなくても父性を持ち合わせている方も当然おられるのでしょうが、そもそも私は、子どもが生まれる前までは、子どもについては興味が無いというか、関心がありませんでした。どっちかと言えば好きという程度です。子どもを溺愛している親をみても共感できませんでした。妻のお腹に赤ん坊がいるときでも実感がわきませんでした。良い父親になれるかなと不安でした。
しかし子どもが生まれてすぐに、母乳を飲んでいる様子や、すやすやと寝ている様子を見ているうちに、子どもに対する感情が変化してきました。むくむくと「父性」が大きくなりドーンと「目覚め」たのでしょうか。頭の中でパキッとスイッチが入った気がしました。
当然と言えば当然かもしれませんが、自分の欲しいもの、やりたいことよりも子どもの事を優先するようになり、物欲の強かった自分が「不思議だな」と思っていたら、このニュースを見て「ああそうか!」とピンときたのでありました。
今は、子どもがすくすくと育つ姿を見て、赤ちゃんの頃の面影が薄くなっているのを成長したと喜びつつまた、ちょっと寂しくも感じております。
2015-10-15 14:25
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